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投資における精神的リスク許容度とポジションサイズの話

― 1銘柄にいくら賭けるべきか ―

自分のリスク許容度を理解し、1銘柄にいくら投資するのが精神的に耐えられるのか?

特に信用取引をしている方、集中投資してはリスク許容度を超えてぶん投げ損切をしている方は、一度立ち止まって自己のリスク許容度を考え直しましょう。という趣旨の記事です。

目次

■ 人それぞれリスク許容度は違う

・-100万円を見ると手遅れと感じる人
・−50万円でかなり動揺する人
・−20万円なら「まあこのくらいはあるよな」と思える人

同じ損失でも、感じ方は人それぞれ違います。

だから「この銘柄は期待値が高いから全力」は危険です。問題は期待値ではなく、自分が耐えられるかどうか

「自分は−50万円までは冷静でいられる」

これを上限とするなら、

その50万円は、何%の下落で到達するのか?

■ 許容度は「資産」と「損失額」のバランスで考える

資産によって”ヤバい損失額”は異なります。-50万円を”ヤバい”と思う人は以下のように、

ケース1:1銘柄500万円保有

10%下落 → −50万円
→ もう限界ライン

ケース2:1銘柄1000万円保有

5%下落 → −50万円
→ わずか数%で限界到達

ケース3:1銘柄250万円保有

20%下落 → −50万円
→ かなり余裕がある

ここで分かるのは、同じ50万円でも、ポジションサイズでストレスは全く違うということ。

自分の場合、今の資産で50万円の含み損が冷静に損切できる最大ライン。-100万円は敗戦処理レベル(手遅れ)。

そもそも10%含み損になる時点で、掴む位置あるいは投資先を間違ったなぁ…と考えます。

なので、含み損10%・損失額50万円、これを許容度の最大とします。

すると、1銘柄に割く金額は500万がベースになる。1銘柄500万前後がちょうどいいポジションサイズになりますね。

■ 集中投資の落とし穴

集中投資はリターンも大きい一方で、

・決算前に眠れない
・数%下落でドキドキする
・下げるたびにチャートを見る

と、生活に影響を及ぼすくらいポジションを取っていたら危険なサイン。フルレバ5~10銘柄に分散するのと、フルレバ1点買いだと同じフルレバでも耐久性が全く違います。

フルレバ1点賭けマンに訪れるのは”富豪”か”破滅”のみです。

■ 攻めながら耐えられる設計に

今の相場はイケイケの攻め攻めで、私も全面安のリスクを抱えながら多めにポジションを取っています。

が、万が一、特定のセクターに逆風になるような重大ニュースが出たときに想定外の損失を被らないよう、業種の分散をしています。

全くトレンドの来ていない業種に分散しても資産効率は悪いので、市況の良いセクターの中で分散が良いと思います。半導体・非鉄・建設、どれも強いですが、それぞれ性質が異なります。

ハイテク逆風なら半導体↓、貴金属価格が低下すれば非鉄は↓、建設はどちらの影響も受けません。地合いの影響は受けますが、逆に資金の受け皿になる可能性もあります。

逆に特定のセクターが不振になっても資金の受け皿にならないだろうな、と考えるセクターは分散の価値がありません。

そういった分散の仕方が望ましいと考えます。

■ まとめ

・精神的な損失許容額を明確にする
・1銘柄に賭ける金額を「資産」と「損失額」のバランスで考える
・数%の変動で動揺するならサイズが大きすぎる
・分散とは攻めつつ“安心して握れる設計”が望ましい

リターンよりも先に、自分の耐久力を考え直す。

長く生き残るために適切なポジションを心がけましょう。

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